ひとり旅の風景

旅の体験談や感じたことなど

東京のど真ん中で、世界を旅する。

冬が苦手です。

どうも調子が出ない。寒くて身体が動かないし、日光量が少ないからか、軽くウツっぽいかも。思考がついネガティブに流れる・・・。

そんな冴えない体調でしたが、たまたま恵比寿で世界のパンを扱っているお店に立ち寄ったところ、元気をもらってリカバリーできました。

 

「世界のパン パダリア」の店舗外観

世界のパンを売っているお店は恵比寿駅から徒歩3分。中心街の喧騒がやや落ち着いた静かな通り沿いにあります。

www.padaria.jp

 

扉を開けると、香ばしい匂いがブワッと全身にかぶさってきました。そして目の前の棚には、見たことのない形、聞いたことのない名前のパンが国旗マークとともに並んでいます。


「うわぁ!」


思わず言葉が口をついて出てきました。ウツっぽい気分が吹っ飛んで、身体中の血液が活発に巡りはじめるのを感じます。


ここは東京のど真ん中。なのに、一気に海を越え、異国の地に降り立ったような錯覚に陥りました。店内にはそんな外国の空気感がいっぱいに漂っています。

 

店員さん(店長さん?)がいろいろと説明してくれました。人気のパン、今月のテーマ、パンの味やお勧めの食べ方、開発秘話など。話を聞いているだけでもグローバル感満載で楽しい。いくつかのパンは試食もできます。

 

色々と迷った末、4つのパンを選びました。

 

購入した世界のパン。一つ一つ説明カードをつけてくれる。

 

  • クルズットサンド(ハンガリー🇭🇺):今月のテーマ国のパン。
  • ハチャプリ(ジョージア🇬🇪):人気ナンバー1。大使館の人も絶賛しているそうです。
  • バニツァ(ブルガリア🇧🇬):人気ナンバー4。見た目が面白い。
  • コーンブレッド(USA🇺🇸):試食させてもらったもの。

 

ちょうどお昼時だったので、クルズットサンド🇬🇪とバニツァ🇧🇬は、オフィスでランチに食べることに。

クルズットサンド(ハンガリー🇭🇺)

バニツァ(ブルガリア🇧🇬)

クルズットサンド🇬🇪は、あっさりめで野菜がパリパリおいしかった!バニツァ🇧🇬は濃厚なチーズ味と軽いパイ生地の食感がサクサクで楽しい。


ランチはこれでおしまいにするつもりが、つい勢いでコーンブレッド🇺🇸に手を出しあっという間に完食。うぅ、反省。でもポロポロっとした食感と遠くにかすかに感じる甘みがメチャ好みでした。お店で試食した時はメイプルシロップをかけてシットリ&甘くしてくれましたが、個人的にはシロップがなくても素朴な味わいで好きです。

コーンブレッド(USA🇺🇸)


人気ナンバー1のハチャプリ🇬🇪は自宅に持ち帰り、翌日トースターで焼き直していただきました。

ハチャプリ(ジョージア🇬🇪)。なんじゃコレ?と思わず目が行く形相です。


つかの間ですが、いつもの日常とは違うパンのおかげで、すっかり海外気分に。ヨーロッパからアメリカまで飛び回りました!おかげで塞ぎがちだった気持ちも晴れやかになり、1日を元気に過ごすことができて、パダリアさんに感謝です。ありがとう!

 

寒くて体が縮こまりがちな冬。ちょっと元気ないなーと感じた時には、手近な海外を味わいに立ち寄ってみてはいかがでしょう?エナジードリンクよりもリフレッシュできること間違いありません!


なお「パダリア」のパンはオンラインでも購入できるようです。「世界のパンのロスパンセット(3000円相当)」という、余ったパンをまとめて冷凍して送ってくれるというのが、フードロス削減にも貢献できていいなぁ、と思ったので今度利用してみようと思います。

 

お店の回し者でもアフィリエイト案件でもありません。

 

4泊5日 胃を休める一人旅

旅先で「胃を休める」というのは、一人旅だからこそできることなのかもしれません。そして思っていた以上に効果的でした。体が健康になるのはもちろん、日ごろの食習慣の見直し、ついでに集中力アップでワーケーション中の作業がとても捗りました。

 

1. 旅の目的

毎日酷使している"胃"を休めるのが主な目的です。胃の調子が悪いわけではなく、間食癖があり、甘いものを食べ過ぎていたりなど、乱れた食習慣が気になっていました。

自力でコントロールできれば一番良いのですが、筋金入りの意志薄弱者なので土台無理な話と諦めました。そこで環境そのものを変えて、食べ物の誘惑が少ない場所で何日か過ごすことに。悪習慣が改善!とまでは行かなくても、きっかけ作りにはなるかもと考えたのです。

 

2. 旅の概要

宿泊先は「アイウェルネス伊豆高原 ファスティングホテル」。ここでワーケーションしながら4泊5日を過ごしました。完全な断食ではなく、"プチファスティング"という、摂取カロリー50〜400kcal程度のごく少量の食事を1日2回いただきます。これにより、断食による反応(頭痛や吐き気がするなど)を抑えて、作業効率を落とさないようにしました。

 

3. 宿泊先

アイウェルネス伊豆高原 ファスティングホテル(楽天トラベル)

travel.rakuten.co.jp

テキストリンクには広告を含みます。

 

<アクセス>

都内からだと電車で3時間半程度。JR伊豆高原駅に到着して施設に連絡するとすぐに迎えにきてくれます。


<宿泊プラン>


"ファスティングシンプルプラン"はマッサージ等の施術メニューが極力少ないプランです。時間に縛られないので、ワーケーション等で自分の作業時間を確保したい方にはオススメです。

コースは、ちゃんと断食をする"ファスティングコース"と、少量の食事をとる”プチファスティングコース”から選べます。

部屋タイプは、本館(百年杉館)と別館(創業館)の二つの建物から選べます。本館は料金高めですが設備が新しく、食堂や浴場に近くて便利。別館は古いけれどもリーズナブルです。

 

<費用>

  • 53,440円(4泊5日、税込)+入湯税600円(150円×4日)

季節や曜日、部屋タイプによって変わります。通常は1泊15,000円前後のところ、ちょうど楽天スーパセールをやっていたので、割引価格で泊まることができました。

 

4. 1日のスケジュール

1日のおおまかなスケジュールは下記の通りです(自分の例。個々で異なる)。

  • 7:00頃 起床
  • 8:00〜   朝の体操。ラウンジで大型モニター画面を見ながら気功体操(希望者のみ)
  • 8:15〜    散歩 など
  • 9:00頃〜リフレッシュルームで機械施術(ウォーターベッド、酸素BOなど)
  • 10:00〜  朝食
  • 17:00〜  夕食
  • 22:00〜 消灯(各自部屋内は自由)

 

10時に朝食を終えてから17時の夕食までは完全に自由時間なので、好きなように過ごせます。今回はもっぱら部屋で作業三昧の毎日でしたが、1日だけ近くにある赤沢日帰り温泉(歩いて行けた)で、絶景風呂とサウナを楽しんできました。

なお、館内には無料のハーブティーサービスマッサージ機などが置いてあり、作業中の息抜きに大変役立ちました。

 

5. プチファスティングコースの食事

少量とはいえ食事は滞在中の大きな楽しみです。それに加え、少しずつ食事量が増えていき、最終日には普通の量の食事に戻っていくプロセスも楽しめます。食に対する意識も変わり、一食一食を大切にいただくようになりました。

 

<1日目(夕方にチェックイン)>

夕食:酵素ドリンクを100ccほど(この日は自主断食しました)

アイウェルネス特製の酵素ドリンク。酵素ジュースをお酢と水で割っている。



<2日目>  

10:00 朝食 49kcal

・発芽玄米三分粥
・野菜スープ
・梅干し

最初の食事。固形物がほとんど無く、カロリーわずか49kcal!

野菜スープ(画面右のカップ)が胃に沁み入りました。砂糖が入っていないのに甘い。

 

17:00 夕食 68kcal

・発芽玄米三分粥
・野菜スープ(具入り)
・ふりかけ

野菜スープ(白カップ)に具(豆)が追加されました!


発芽玄米三分粥を良く噛んで食べました。噛むとプチプチッとしてと甘味じわっと広がります。食事の量が少ないので大切に食べました。食べ終わるまで20分ぐらいかかっています。

 

<3日目>

10:00 朝食 113kcal

・発芽玄米三分粥
・味噌汁
・野菜ジュース
・梅干し

固形物が少し増えてきました。味噌汁はあさり入り。

味噌汁のあさりが久々の動物性タンパク質です。野菜ジュースはシャーベット状になっていてとても美味しかった。家でも常備できるといいなぁと思いました。

 

17:00 夕食 68kcal

・発芽玄米五分粥
・けんちん汁
・小鉢
・ところてん
・ふりかけ

品数も固形物も増えてきました。けんちん汁(お椀)が超絶美味。

けんちん汁が絶品でした!出汁がよく効いていて、薄味の上品な味付け。うっすらと感じる甘味に幸せを感じます。思わずシェフの方に「感動しました!」と一声かけてしまいました。

 

<4日目>

10:00 朝食 300kcal

・全粒粉入りうどん
・野菜ジュース
・ヨーグルト

色どりも美しい。

うどんは自家製とのこと。コシがあって噛むと甘みを感じます。つゆも出汁が効いて美味。

 

17:00 夕食 312kcal

・発芽玄米七分粥
・小鉢
・天然マトウ鯛(サン・ピエール)の煮付け
・味噌汁
・ところてん
・ふりかけ

ご飯がお粥になっている以外は、もう立派な"ごちそう”です!

ホイル焼きの中身。マトウ鯛というお魚です。

品数が増えてお魚もついて豪華になってきました。食事のありがたみを感じようと、食事中にスマホを見るのをやめています。

 

<5日目(11時にチェックアウト)>

10:00 朝食 カロリー不明
・味噌汁
・サラダ
・鮭の西京焼き
・玄米ご飯
・フルーツ

チェックアウトの前に朝食をいただきます

久しぶりの普通食。お粥ではない"ごはん"の粒が輝いて見えます!米粒の食感、生の野菜やフルーツのみずみずしさをしっかり味わいました。西京焼きは好物なので嬉しい。全体に量が多く感じられて、全部食べるのに30分近くかかりました。

 

6. 感想

冒頭でも述べましたが、予想以上に良い効果感を得ました。

  • 体重1.1kg減
  • 浮腫みが減ってズボンがゆるくなった
  • よく噛んで味わって食べるようになった
  • 食べている時にスマホを見るのをやめて食事に集中するようになった
  • 甘いお菓子を食べたいという欲求がかなり弱まった(ほぼ、食べたいと思わなくなった)
  • 集中して作業に取り組むことができ、仕事が捗った

 

体重は1.1kg減とわずかでしたが、食に対する意識の変化や集中して作業に取り組めたことは体重の変化以上に嬉しかったです。特に甘いお菓子への欲求をほとんど感じなくなったのは驚きでした。やはり砂糖中毒っぽくなっていたのでしょう。

いつまで続くかわかりませんが、この良い状態をできるだけ崩さないように気をつけていきたいと思います。せめて1週間、できたら1ヶ月ぐらい維持できたら嬉しい・・・。

 

 

パース5泊6日の一人旅(おまけ):”BRP(ベーコン・ルッコラ・かぼちゃ)ベーグルサンド”を再現してみた!

パース中心街はずれにある”Mesh Cafe”という小さなカフェで食べた「ベーコン・ルッコラ・かぼちゃのベーグルサンドの味が忘れられなくて、帰国してから自宅で作ってみました。

 

ioioerkt1.hatenablog.com

 

本物のようには上手くできませんでしたが、再現率7割ぐらい(見かけ6割、味8割)で、まぁまぁ満足な出来に仕上がったと思います。焼いて挟むだけでとても簡単なのでよかったら試してみてください!

 

材料(1人分)

”BRP(ベーコン・ルッコラ・かぼちゃ)ベーグルサンド”の材料
  • ベーグルパン 1個
  • かぼちゃ  1切れ(薄切りのものを買ってくるとラク
  • ルッコラ 1袋
  • ベーコン  1枚(半分にカット)
  • マヨネーズ
  • 油(炒め用)

作り方
  1. ベーグルは横半分に切り、軽く焼いておく。
  2. かぼちゃはあらかじめ火を通しておく。レンジよりも蒸した方が柔らかくてオススメ。

    ホットクックで蒸したかぼちゃ
  3. ルッコラは食べやすい大きさに切る。フライパンに油を引き、やわらかくなるまで炒める。塩胡椒は不要。

    ルッコラを適当な大きさにカット

    フライパンで炒める
  4. ベーコンを適当な焼き目がつくまで焼く。

    ベーコンを焼く

    焼き目がついたところ
  5. ベーグルにマヨネーズを薄く塗り、2〜4を乗せてサンドにする

    ベーグルにマヨネーズを塗る

    かぼちゃ、ルッコラ、ベーコンをのせる(順番はお好みで!)


  6. 5をフライパンで押さえつけるようにして両面を焼く

    仕上げ焼き(ベーコンの焼き脂をそのまま利用してみました)

    上からジュージュー押さえつける

    ひっくり返したところ


最後の仕上げ焼きはやらなくても良いですが、素材が一体化して切りやすくなります。Mesh Cafeではオーダーした後にお兄さんがオーブンで上から鉄板をあててしっかりめに温めてくれました。

 

再現版BRP(ベーコン・ルッコラ・かぼちゃ)ベーグルサンドの完成です!

出来上がり(右横のかぼちゃは余ったもの)

割ってみました

こちらが本家本元のBRP(ベーコン・ルッコラ・かぼちゃ)ベーグルサンド

”Mesh Cafe”のベーコン・ルッコラ・かぼちゃのベーグルサンド

う〜ん、やっぱり本物の方が断然美味しそう!まぁ、でも味はそこそこイケてたので試す価値はアリです。ベーコンの塩味とかぼちゃの甘味とルッコラの苦味の何とも絶妙な組み合わせをお楽しみください!

 

パース5泊6日の一人旅(10)パース文化考ー日本との違い

必要な情報は検索すれば得られるけれども、時には受け身で情報をキャッチすることも大切。旅行に行くと、知らない国や町をブラブラするだけで、さまざまな発見に出会います。まさに受け身情報の宝庫ですね。

 

今回、パースをブラブラと旅して気づいたことがいくつかあります。

 

おおらかな国民性

オーストラリア人は経済的に余裕なのでしょうか?それとも国民性がおおらかなのでしょうか?

 

パースに到着した直後、Airport Central駅の券売機の前でどうやって操作するのか迷っていたら、駅員さんが声をかけてくれました。パース駅まで行きたいんだと言ったら、親切に操作を説明してくれて、

 

「パース駅まで5.10ドルだよ。現金で5ドル持ってる?あぁ、あるね。ここに入れて、そうしたら10セントはプレゼントするよ。」

 

とポケットから硬貨を出して券売機に投入しました。

 

驚きました。10セント=10円ぐらいだから大したことないのかもしれません。でも、見ず知らずの観光客にポケットマネーを出すなんて、自分だったら絶対にしないと思います。

 

そういえば、パースには、決してのんびりしているわけではないけれども、変にあくせくしていなくて、時間の流れがどこかゆったりしている、そんな空気感があるように思います。

たまたまその駅員さんが親切なだけだったのかもしれませんが、おおらかな国民性と言えなくもなさそうだと思いました。

 

パースの物価について

パースの物価はびっくりするほど高いというわけではありませんでした。ランチなら1,000円以下で済むものもあり、日本のデフレ価格に慣れた者にとっては親しみやすい価格帯で、ありがたかったです。

 

同じオーストラリアでもシドニーでは、ランチで2,000〜3,000円!するところが多かったので、地域によりバラツキがあるようです。

 

 

エコに対する取り組みについて

エコに対する取り組みは日本よりも進んでいる印象を受けました。

気づいたのはコンビニで買い物をした時です。とりあえず必要なお水や翌日の朝食などを買ってレジで支払う際に袋を購入したところ、立派な紙袋を渡されました。また別の店でも白い買い物袋でした。

パースのレジ袋。奥がコンビニで購入、手前がマーケットでもらったもの。

 

もしこれが、偶然そういうお店だったということではなく、「レジで販売している買い物袋は紙袋のみ」というルールになっているのであれば、日本よりも一歩進んでいるのではないでしょうか。

 

日本の「レジ袋有料化」は中途半端なように思います。本気でプラスチック製品を減らしたいのであれば、「レジでポリ袋を無料配布するのをやめる」だけではなく、「レジでポリ袋を販売するのもやめる」ぐらいしないと、大した違いにならないのかもしれません。

とはいえパースでも、買い物袋以外についてはポリ減らしはそれほど進んでいる印象はなく、街全体がエコ意識高い、というわけでなさそうでした。

 

 

IT化が日本より進んでいる

キャッシュレス&オンライン化が日本より進んでいるようです。

 

一番顕著に感じるのは、クレジットカードはタッチ決済がスタンダードになっていることです。日本だと、まだまだICチップ読み取り方式の方が多いですが、パースだと、コンビニでもレストランでも、スーパーでも観光地でもどこでも、カードまたはスマホをかざしてピッで終了です。

タッチ決済は早いし楽なので、日本でも早く広まってほしいです。

 

ロッドネスト島と行き来するフェリーのチケット購入システムもなかなかイケてました。ネットで予約するフェリーを指定してカード決済を済ますと、QRコードが送られてききて、乗船時にスマホQRコードをスキャンするだけ。

チケット購入から乗船まで全て手元の操作で済ますことができました。東京でも普通に見かけるシステムではありますが、こういったものが郊外の観光地まで浸透しているのが、すごいなぁと感じました。

 

<おまけ>パースのカラスは「カァーカァー」ではなく「アァーアァー」と鳴く

 

 

パース5泊6日の一人旅(9)食事・食べ物

一人旅なので豪勢な食事はあまりしていません。テイクアウトやスーパーでの食材購入で済ますことが多かったのですが、それでも記憶に残った食事があります。

 

GRAND LANE FISH HOUSEのフィッシュアンドチップス

これが、GRAND LANE FISH HOUSEのフィッシュアンドチップス!


GRAND LANE FISH HOUSEはパース中心街にあるフィッシュ&チップスの店。最初は「何でパースでフィッシュアンドチップス?」と疑っていたのですが、Googleで評価が高く、コメント欄に「ここのフィッシュアンドチップスはどこよりも最高!」と書き込まれていたので、行ってみました。

GRAND LANE FISH HOUSEの店構え。オープンで入りやすい。

店構えはファーストフードっぽい庶民的な感じです。奥のキッチン兼カウンターで注文後、席に座って待ち、呼ばれたら取りに行く、というセルフスタイル。座席でも食べることができますが、泊まっていたホテルが近かったこともあり、テイクアウトにしました。

メニュー。左上のCape Hakeを注文。

頼んだのはCape Hakeという一番安いフィッシュアンドチップス(11.3ドル)。後で調べたらCape Hakeとは魚の名前だそうです。HAKEは”タラ目メルルーサ科に属する魚の総称”のこと。

出来上がると紙に包んで渡してくれる。

フィッシュとチップスが2段重ね

いやぁ、とにかくすごい量でした。フィッシュもチップスも2人前はありそうな感じ。これで1,000円ちょっととは、信じられません。

味はすごく美味しかった!フィッシュは皮がパリパリで身はジューシー。噛むと肉汁ならぬ魚汁がジュワーっと溢れ出てきます。ポテトも外がクリスピーで中はホクホク。ちょうど良い塩味付けで、食べる手が止まらない・・・。

なんと、2人前ありそうなフィッシュを完食。ポテトは少し残してしまいましたが、しばらく食事はいらない、というくらいお腹いっぱいになりました。

 

GRAND LANE FISH HOUSE
Grand Lane, 135 Barrack St, Perth WA 6000

 

Little Bird Cafeのコーヒーとバナナケーキ

Little Bird Cafeは、ノースブリッジ地区にあるお洒落カフェ。ちょっと気分を変えて外で作業をしたかったので地図にcafe wifiと打ち込んで出てきたのがこのお店です。日曜だったので家族連れや友人同士が多く、どこかノンビリした感じ。

天井が高く広々としている店内

パース駅から15分ほど歩くのでちょっと面倒ではありますが、広々としていて2時間ほど居座っても何も言われず作業に没頭することができました。

旅先でノマドワークしたい方にはオススメのカフェです。

 

Little Bird Cafe
100 Lake St Northbridge WA 6003 Australia

 

Mesh Cafeのベーコン・ルッコラ・かぼちゃのベーグルサンド

「ベーグル」に「かぼちゃ」が新感覚

Mesh Cafeは泊まっていたAirbnbの近くで歩いていて見つけたカフェ。オフィスビルの中庭にあって、ビルで働いている人たちのランチや休憩場所にもなっているみたいでした。

ここで頼んだベーグルサンドがちょっと驚きでした。中身の具材が「ベーコン」「ルッコラ」「かぼちゃ」。"BLT"サンド(ベーコン・レタス・トマト)ならぬ"BRP"サンドと呼べばよいのでしょうか。ベーグルにかぼちゃなんて初めて見た組み合わせで、とにかくその発想にびっくりしました。

割ってみると(切ってくれる)、ルッコラがギッシリ入っていました

で、実際に食べてみるとこれが超絶美味しかったのです!ベーコンの塩味とかぼちゃの甘味ルッコラ苦味がちょうど良い具合にマッチしていて、新感覚の味。すっかりハマってしまい、日本に帰ってからも忘れられない味となりました。

 

Mesh Cafe
1060 Hay St, West Perth WA 6005 

 

MOUNT STREET BREAKFAST BARのフレンチトースト

Mount Street Breakfast Barのフレンチトースト

こちらもAirbnbのすぐ近くにあったカフェで、その名の通り朝食専門のお店。オープン時間が7am – 2 pmと短いこともあり、行ってみるといつもお客さんでいっぱいです。

店内は広いオープン席もあり、明るく爽やか、そしてお洒落。

ただのお水ですが、明るい店内に映えています

何を食べるかとっても迷ったのですが、コメントで大絶賛されていたフレンチトーストをオーダーすることにしました。

 

 

 

 

 

飾りつけも美しい

パンの中にぎっしり詰め物。コックリと甘酸っぱい味がしました。

人気メニューだけあって、飾りつけも味も素晴らしかったです。甘味はあっさりしていて、バターの塩気や中身の詰め物とフルーツの酸味が相まってコクはあるけれども、全くクドくありません。加えてコーンフレークのシャリシャリとした食感も楽しめて、後をひく美味しさでした。

最初は朝食で21ドルはちょっと高いなと思いましたが、このクオリティーであれば全く異論ないと思いました。他のメニューも美味しそうだったので、もしもまた行く機会があれば3日ぐらい通い詰めたいなぁ・・・

 

MOUNT STREET BREAKFAST BAR
42 Mount St Perth WA 6005 Australia



パース5泊6日の一人旅(8)おすすめ観光地:ロッドネスト島

ロッドネスト島はパース郊外にある人気観光地。レンタサイクルで風をいっぱいに受けて絶景を見ながら周るのは最高に爽快でした!

「世界一幸せな動物」クオッカにも出逢えました!


ロッドネスト島への行き方

現地ツアーもたくさんありますが、ツアーを利用しなくても電車とフェリーを乗り継いで簡単に行くことができます。 

STEP1:パース→フリーマントル:電車で30分ぐらい
STEP2:フリーマントル→ロッドネスト島:フェリーで30分くらい

フリーマントルからロッドネスト島へのフェリーが出ている

フェリー会社は2社あります。料金はRottnest Expressの方が料金が1ドル安いようです。両社とも大体同じような時間帯で運航していますが、微妙にズレがあるので滞在スケジュールに合わせて選んでみても良いかもしれません。

 

ロッドネスト島へのフェリー会社①Rottnest Express

rottnestexpress.com.au


ロッドネスト島へのフェリー会社②SeaLink

www.sealink.com.au

 

フェリーは当日にチケットを買うこともできますが、ネットで予約しておくと便利です。人気観光地なので週末や連休になると満席になることも。

予約完了するとQRコードが送られてきます。それを乗船時に係員に見せるだけ。こんなところでも、オーストラリアのIT化が日本よりダンゼン進んでるなぁと感じられました。

フリーマントル港で出発を待つRottnest Express社のフェリー


レンタル自転車の借り方

ロッドネスト島の周り方は、歩いたり周遊バスに乗ったりと色々な方法がありますが、オススメは「自転車で周る」です。気持ちの良い空気と景色に直接触れることができるのは最高です。

自転車の借り方は簡単。フェリーを降りて5分ほど歩いたところにレンタサイクルショップがあります。大きな看板も出ているのですぐにわかります。

 

ロッドネスト島のレンタサイクル:Pedal & Flipper Hire

www.rottnestisland.com


ショップに入ると、大量に積まれているヘルメットから好みのもの選んで、奥のカウンターに向かいます。そこで手続きをして、終わったらズラっと大量に並んでいる自転車のなかから気に入ったものをピックアップして出口へ。いざ、サイクリングへ。

料金は普通の大人用自転車が30ドル、電動自転車が71ドル。結構しますが、午後1時を過ぎてから借りると16ドル、41ドルになるので、島をの一部をちょっと乗れればいいやという方はタイミングを図って割安に借りるのが賢いかもしれません(帰りのフェリーの時間に間に合うように注意!)

 

お役立ちサイト:レンタル自転車を借りる様子が詳しく紹介されています。
https://konnichiwa-local.com/rottnest-island-bicycle/

 


ロッドネスト島写真集

海の美しさに感動して思わず写真を撮りまくりました。ただひたすら並べているだけですが、雰囲気はわかると思います。よかったらお楽しみください!

ロッドネスト島の周遊マップ。体力にあわせてコースを選べる。

湖の間を切り裂くように走る道路

案内板にカモメが乗っていました

海水浴を楽しむ人もいました(ここには映っていませんが)

コバルト色の綺麗な海がどこからでも見れます

コバルト×イエロー×ホワイトの見事なカラーリング!

 

パース5泊6日の一人旅(7)旅のハプニング

旅にハプニングはつきもの。今回もヒヤリとする出来事がありました。

 

(1)週末締め出し事件

2日目の夕食(涙)

パースの週末は要注意です。なぜなら夕方5時ごろにほとんどの店が閉まってしまうからです。

 

フリーマントルに行って、夕方6時過ぎに中心街に戻ってきました。ホテルの近くにはスーパーもあるし、レストランもたくさんあるから、夕食は何か適当に買ってホテルの部屋で食べよう、と考えていました。

 

しかし、パース駅に着いてホテルまで歩き出したところで異変に気づきます。

「なんか静かだな・・・」

人は歩いていますが、明らかに人数が少なめです。そして通りにある店が軒並み閉まっています。行こうと思っていたスーパーも「Closed」、レストランも閉まっているか、閉店の片付け中のところばかり。

「これはもしや、夕飯を買いそびれてしまったか?」

手持ちの食料は昼間にマーケットで買ったショートブレッド2枚。さすがにこれで一晩凌ぐのはちょっと悲しい。

急いでGoogleMapでスーパーを検索しました。すると裏通にある1件の食料品店が営業中となっています。急いで向かったところ、小さなスーパーでしたが、何とか食料を確保。

タンパク質は昼に巨大なフィッシュアンドチップスを食べたから良しとして、野菜が足りてなかったのでセロリのスティックとディップ、そしてお腹が膨れなかったときのために現地のカップヌードル

我ながら栄養バランスをうまく整えられたのではないか・・・と満足。見た目はヒモジソウですが・・・

 

ということで、パースの週末は店が早く閉まるので注意しましょう。ホテルにレストランが併設されていても営業時間をちゃんとチェックしておくといいです。夕食の食料は昼間のうちに入手しておきましょう。

 

(2) 緊迫の20分ウォーク

現地ツアーで帰りが夜遅くなる場合は、宿泊場所をパース中心街の便利な場所にしておくのがお勧めです。

ピナクルズへのツアーは、午後1時半に出発して、パースに戻ってきたのが23:30ごろ(時間は季節によって変わる)。帰りが夜遅いのですが、申し込み時に宿泊場所を記入したので、Door to Doorで送ってもらえるのかな?と呑気に思っていました。

しかし実際はそうではなく、パース中心街の適当なところで下車するシステムでした。でもこの日宿泊していたのは、パース中心街から20分ほどのところにあるAirbnbのマンション。

中心街であれば「◯◯ストリートで止まって!」「◯◯あたりに行ってもらえる?」などドライバーに交渉できるのですが、中心街エリアから外れた場所はから離れたところは対応してくれません。

仕方なく集合場所だったパースの中心街のホテルの前で下車。

パース中心街から宿泊場所まで約20分

ここから緊迫の20分間が始まります。

時刻は23:30過ぎ。

街中は人影がほぼゼロ。

僅かに数名のゴミ回収車の清掃員が忙しく働いているだけです。


「ヤバイ・・・」

自分の中の危険察知アラートが一気に立ち上がりました。

海外で真夜中に一人で歩いてはいけない、と良く言われますが、今まさに、その状態にある自分。もしここで襲われたら一貫の終わりです。誰もいないので、助けを求めても無駄。なす術がありません。

ただ逆に「人が全くいない」ということは危害を加えてくる人もいない、ということ。確かに、酔っ払いとかドラッグでラリっているいかにもヤバそうな人も全く見かけませんでした。パースは悪い人がいない安全安心の街なのでしょうか・・・

「そうか、ここはNYやLAとはわけが違う。きっとツアー会社もそれを承知で真夜中に乗客を下車させても問題ないと考えているんだろう」

そのように何とか自分を信じ込ませて、宿まで歩いていくことにしました。タクシーを探したり、他の移動手段を調べて時間を食うよりも、さっさと移動した方がよさそうです。

パーカーのフードを深く被りました。これで日本人であるとか性別とかが一発でわかることを少しは避けられそうです。そして歩き始めました。

普段よりも大股で、時々振り向いたりして、周囲に変な人がいないかチェックもしながら(自分が一番怪しいw)、全意識を360度に向けつつ道を急ぎます。

前方から会社員らしき2人の男性が歩いてきました。何でこんな時間に歩いているのかわからないけれど、酔っ払っている様子もない。大丈夫、この人たちは危害を加えてこないだろう。

やがて、中心街の端まで来ました。そこで大通りを渡ろうとすると、もう一人男性が歩いていました。やはり会社員です。パースのビジネスマンはワーカホリックなのでしょうか・・・

危険な様子はなさそうでしたが、安心はできません。なんせ身体が大きいので(身長が高くガッシリ体型)、追っかけられたらあっという間に追い付かれてしまいます。

宿までの道のりはあと1/3ぐらい。ここはもう祈るしかありません。

「お願い、何も起こりませんように!」

もしオーラが目に見えるとしたら、自分から「来るな!近寄るな!」という波動が激しく吹き出していたのではないかと思います。

そうしてようやく宿泊先のAirbnbマンションに到着。時刻は午前零時を回っていました。

ふ〜、よかった〜。

ひょっとしたら、パースでは夜の街を独り歩きしても全く問題なくて、無駄に怖がっただけなのかもしれません。でもまぁ、とりあえず何事もなくてよかったと思いました。

 

ということで、ピナクルズへの現地ツアーに参加する際は、発着時間をチェックして、もし夜遅くに帰ってくるようであれば、ぜひ宿泊先をパース中心街の便利な場所にしておきましょう。