ひとり旅の風景

旅の体験談や感じたことなど

パース5泊6日の一人旅(6)おすすめ観光地:ピナクルズ 現地ツアー(英語)に参加してみた

ピナクルズはパース郊外にある人気観光スポット

ピナクルズパース郊外にある人気観光スポットの一つ。パースからは約200kmあり、公共交通手段がなく一人では行けないため、現地オプショナルツアーを利用することにしました。


ツアーには日本語で行われるものと英語で行われるものがあり、日本語ツアーの方が高額です。料金差が1万円以上あったので英語のツアーに参加することにしました。

 

ツアーの概要と感想

最初にツアーの概要と感想の要点をまとめておきます。

<ツアー概要>

 


<良かったこと>

  • とにかく楽。バスに乗っているだけで勝手に色々なところに連れて行ってくれる
  • ピナクルズの雄大な景色に感動
  • インターナショナルな雰囲気に触れられる(食事や他の参加者とのコミュニケーションなど


<今ひとつだった点・反省点>

  • 長時間のツアーなのでやや疲れる
  • 戻ってくるのが真夜中になるので、宿泊場所に注意した方が良い
  • 他の参加者ともっと積極的にコミュニケーションをとれば良かった

 

以下、体験記です。

 

アーバス内はインターナショナル

ある程度は覚悟していたのですが、参加してみると予想以上にインターナショナルな環境でした。参加者は全員外国人(外国人は自分ですが)で、日本人は自分一人。半分ぐらいがオーストラリア人で、残りはアメリカ、スイス、台湾など。一人参加は自分を含めて3名でした。

 

ツアーはバスで移動します。18人乗りのミニバスは満席で、中はワイワイと賑やかでまるで小学校の遠足のよう。いやぁしかし、皆さんよく喋る。知らない人同士でも「やぁ、どこから来たの?」とすぐに打ち解けていました。

アーバスの中はワイワイと賑やか

 

ピナクルズの雄大な景色に感動

バスは途中何度かのトイレ休憩を挟みながらランセリン展望台→ニルセン自然保護区→ピナクルズへと3時間ほどかけて到着。

日常では決して見られない壮大な自然の景観が広がっていました。膨大な砂漠、その中に延々と続く石群。赤い大きな夕日が燃えるようにして落ちた後、東京の10倍以上はありそうな星数の”満天の星空”が現れます。大きな自然に包まれて、極上の解放感を得ました。

<幻想的>夕闇の砂漠に林立するピナクルズの奇石群

燃え落ちるように沈んでいく夕日

 

ピクニックディナーは”海外風”を感じられる

2時間ほど各自でピナクルズ石群を散策したあと「ピクニックディナー」をします。

 

BBQスペースなどを借りて食事するのかなと思っていたら、ピナクルズのど真ん中にバスを停めて、そこにラグを敷いて即席ピクニック会場に。

左下の「BUS」と書いてあるところでピクニックディナーが行われた

すでに陽が落ちて暗かったので、ランタンを灯します。頭上はものすごい星数の夜空。”星屑”とはまさにコレです。

 

車に積んであったピクニックテーブルや食材を広げてパーティが始まりました。


前菜
はクラッカーとチーズ。台の上にゴロっと転がっている数種類のチーズの塊から好きなものをカットします。ドリンクはスパークリングワインかオレンジジュース。そしてグラスを片手に談笑タイム。

食事はパンとハムなどのオードブルとサラダ数種類です。セルフバイキング形式で、好きな食材をを自分で皿によそって、サンドにしたりしなかったり、思い思いの方法でいただきます。デザートはイチゴでした。

 

ちょっとした外国のホームパーティーがありました。決して豪華ではないのですが、そこかしこに小洒落た感じがある。食材や調味料、そして食事のスタイルそのものが、日本の日常ではあまり見かけないものばかりだったからなのかもしれません。

 

 

英語オプショナルツアーは英語力&コミュ力向上に活用したい

ツアーに参加して最大の反省点と大きな学びがありました。それは、他の参加者ともっとコミュニケーションを積極的にとれば良かった、ということです。

 

正直なところ、ネイティブの英語スピードにビビっていました。ミニバスで一人席に座っていたということも重なり、終始大人しく「だんまり」を決めこみ、自分から話しかけていくことはしませんでした。それでも、ツアーのガイドさんも参加者のみなさんも、無口な「ぼっち」日本人に優しく話しかけてくれます。日本人だとわかると、流暢な日本語で話しかけてくる人もいました。

 

英語で「ソーシャライジング/ Socializing」という言葉があります。直訳すると「社交する」という意味ですが、具体的には、学校やグループなどのコミュニティなどで、話したことのない人に声をかけて見知った間柄を広げる、という行為を指します。

 

海外の方は「ソーシャライジング」のスキルが巧みです。いや、スキルというより、まるで本能的に、ごく自然に、見知らぬ人に話しかけます。子供のころからそのように教育されているのかもしれないですし、そうするのが当然だという暗黙の社会ルールがあるのかもしれません。

 

いずれせよ「自分はコミュ障だし、口下手だし。。。」とウジウジして完全に受け身になっていた自分を大反省です。

 

考えてみたら、海外の現地オプショナルツアーで「ソーシャライジング」するメリットはたくさんあります。

  • 旅の情報収集ができる(他の観光地の様子を聞くなど)
  • 会話した相手の出身国の様子を知って次の旅の計画に活かすことができる
  • 英会話の良い訓練になる


そして、ツアーそのものも何倍も楽しめたと思います。

 

次に旅に出かけるときは、また英語ツアーに参加して、今度は積極的に「ソーシャライジング」にチャレンジしようと思いました。